–インド、コルカタ
インドに来たら映画を見ろ、と言われていたことを思い出し、ポルトガル人のリタに「インドの人はどんな映画が好きなんだろう?」と聞いたら一言「Dramatic!」。
そしていざ映画へ。当然ヒンディー語で字幕なんかあるわけないので、ビジュアルでストーリーを判断するしかない。でもなんだかんだ言って大げさなので、おおまかな話の筋は理解できた。
ストーリーは、過って交通事故を起こしてしまった友人の罪を引き受けた主人公の、遺族へ贖罪、その村を仕切るヤクザとの対決、村の娘とのロマンス。あと唐突に始まるミュージカル的演出。これはお約束か。
映画鑑賞して、わかったことが3点。
(1)女性が画面いっぱいにダンスを始めると客席大喝采。野郎どもの指笛が飛び交う。
ヒーローが颯爽と現れたり、決め台詞をキメたときも同様の現象が見られる。
(2)半分を過ぎたころ、唐突に「休憩」が入る。皆トイレに行ったりチャイ飲んだり。
ヒンディー語が分からないので、いきなり終わったかと思って狼狽した。
(3)どうやらインド女性は肩のショールのようなものを剥ぎ取られると恥ずかしいらしい。
インドカルチャーは奥深い。
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