–カンボジア、シェムリアプ
ラオスはビエンチャンを後にして、再びタイに戻り、夜行列車で一気にバンコクまで戻って来た。早速翌日のシェムリ行きのバスを予約して、約13時間掛けてシェムリアプへたどり着いた…はいいが、着いたところは謎のゲストハウス。聴くと一泊3ドルという。でも僕は最初からある程度有名な日本人宿に行って情報を聞こうと思っていたのでその旨を告げると、いきなり一人1.5ドルになってしまった。
なんだか怪しいな…と思い、「やっぱり行くことにするよ」と言うと今度は「とても遠い」「その宿は危ない」首をかき切るしぐさをして「殺されるよ」。
いくらなんでも殺されやしないだろうよ、君のほうがよっぽど怪しいよ、などと考えながら呼ぶ声を後に歩き出す。彼の教えてくれた道とは逆方向に。しばらく歩くと、すぐに目的の宿は見つかった。やれやれ。
写真は国境の町、ポイペト。
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