–オランダ、デンハーグ
デンハーグはお祭りなのか、骨董市がズラーっと並んでいる。思わず止まる足。
目的地であるエッシャー美術館はこの公園に面するように建つ。
エッシャーといえばだまし絵、というイメージだけど、それはものすごく緻密なデッサンや正確なパース、図柄の配置を決める細かな計算、それを踏まえた上でのエッシャーの遊び心による副産物にすぎないのだろう。画家よりも研究者というほうが相応しいかもしれない。
コンピューターの得意とするような複雑な幾何学模様を、そんなもの全くない時代に描き出した人物。
ここエッシャー美術館はその作品以外にも、その世界を「体験」できるようなアトラクションがいくつもあってとても面白い。中でもヘルメットのようなディスプレイをかぶって360℃エッシャーの世界に入り込めるアトラクションは凄かった。
…しかしちょっと酔った。