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2012.11.12 Thulhagiri Island, Maldives #3

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トラギリ島のマップはこのようになっている。右が北、左が南となる。
内側の白い楕円が陸地であり、一周しても大体10分くらいだろうか。外周に沿って歩くとあっという間に一周してしまうので、方向感覚が狂う。
外側の楕円は環礁を示している。この内側は最大でも水深5mくらいのものだと思うが、ここから外は一気にズドンと深くなる。水面の色も明らかに濃い青になるのに加え、波や海流、海水温などの影響がとたんに大きくなる。珊瑚や魚などもこの辺りに集まっているが、海流や船の航行もあるため、シュノーケリングで行く場合は気をつけるよう注意書きがある。
この環礁のおかげで、内側はいつも殆ど波はなくおだやかな環境となっている。

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島の西側ビーチ。サンセット時には人が集まってくる。
環礁の内側はこのようにターコイズ・ブルー。ビーチから50m先くらいまでは足がつく。

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島の北側。海水面の色が濃くなっている辺りが、環礁の境界になっている。
近隣の島がうっすらと見える。べつなリゾートだったり、現地民のみの島だったりするようだ。
島として見えるよりも数多くの環礁が海面下に存在していることが、Google Mapで見るとよくわかる

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島の中央はジャングルというほどではないが、植物が生い茂っていてビーチとはまた違った風情がある。大量に飼われているインコ以外にも、多少の鳥類やカメレオンに似た爬虫類などを目にすることができる。

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島側より、宿泊している水上コテージ群を望む。島との連絡橋の中間地点にある東屋のようなものは宿泊客用の船着場。この島の玄関口にあたる。

2012.11.12 Thulhagiri Island, Maldives #2

モルディブはインド・スリランカの南、インド洋に浮かぶ島々で構成された国家だ。イギリス連邦加盟国でもある。このイギリス連邦とは、イギリスが昔々ドンドコ増やしまくった植民地・自治領・保護国が後にそれぞれ独立する際、イギリスは謝るかわりに「あなたの国はイギリスじゃなくなったけど英国王にはこれまでどおり忠誠を誓っていいよ」(※今はその条件はない)というよくわからん理屈を言い放ち、しかも「じゃあそうするわ」といった国々で構成されている。

モルディブは1,200もの島々から構成され、国の最高海抜は2.4m。ほんとうに小さな島々が集まった国だ。そのため漁業と観光業が主要産業。どこを見ても風光明媚なリゾート地で、死ぬまでに一度は行きたい国によく挙げられる。

ご多分に漏れず僕も一度は行きたい、と思っていた。ただ超リゾートなので、野郎一人で行ってもしょうがない、新婚旅行する機会でもなければ…と思ってたら首尾よく結婚できたので、新婚旅行で行ってきた。

格安航空券で直接乗り込んでやろうと思ったらさすがに存在せず、なんとかしてたどり着いてもツアー以外の客はお断りな島がほとんどのようだったので、STWorldにてツアーを予約。

モルディブは島によっては宿泊客の国籍に偏りがみられる所もあるようだ。トラギリはどうだったかというと、まんべんなく色々な国の人が訪れているように思われた。強いて言えば日本人が多いと言えるかもしれない。僕達を含めて3・4組の日本人が滞在していた。日本から予約できるツアーで、選べる価格帯となればそうなるのは当然といえば当然か。中国・韓国の方々やアングロサクソン系やアラブ系と思しき人々、このへんは具体的な国籍はわからない。向こうから見ても日中韓の違いは多分わからんだろう。

小さな島はやることも自然と限られてくるため、なんだかんだで午前中は大体ブッフェ併設のカフェバーでだらだら。

2012.11.12 Thulhagiri Island, Maldives #1

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そのページに手をかざした私は軽い見当識失調に襲われ、思わず目を強く閉じた。
そして気が付くと…穏やかに波立つ青碧色の海に囲まれた島から伸びる桟橋に立ち尽くしていた。
 

…などとMyst風の導入を書いてみましたが、もちろん接続書を使ったわけではなく、飛行機と船で行きました。
これは2012年の記録です。僕はある程度時間を置かないとまとめられないようなので、ずいぶん今更ですがぼちぼち記録することに。

モルディブのトラギリ島は、空港のある首都の島、マレから高速艇で45分ほどの場所にある比較的リーズナブルなリゾートだ。グーグルマップで見るとサルハジリと書いてあるが、そっちのほうが正しい発音なのか?

モルディブの多くの島々は、それぞれの島1つがホテルのようなものなので、まず島につくとフロントでチェックインを行う。到着したのは現地時間で夜9時ごろだったので、真っ暗だったのと、高速艇が波でポンポン跳ねながら爆走したため軽くふらついており、あまり風景をよく見ることは出来なかった。
その分、翌日の朝に部屋のカーテンを開けた時の衝撃がすごいことになった。

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海ってこんな色になるんだな。

2012.01.07 Las Vegas, NV, U.S.

最終日はだらりとラスベガス・ブールバードを歩き回ることに。
泊まらなかったけど気になるホテルはたくさんある。

スフィンクスがおわします、Luxorとか

女神さまのおわします、NewYork NowYorkとか

大通りを歩きまわるだけでも見どころが多すぎて大変だ。あっという間に時間は過ぎ、日が暮れる。
帰国便の飛行機は明日の未明なので、深夜まで仮眠を取ってチェックアウト。
その頃でもカジノは沢山の人々。

砂漠の真ん中の、いつもお祭りの街。

正直アメリカは行きたい国ランキングではそんなに高くなかったが、一気に首位になってしまった。
次回もおそらく、ここモハーヴェ砂漠を目指すだろう。
飛行機嫌いの嫁すら心奪われてしまった。そんな街とショーと大自然。
おすすめします。

次来た時には勝つぞ

2012.01.06 Amargosa Valley, NV, U.S.

デスバレーを後にしてすぐ日は沈んでしまった。
アマーゴサ・バレーを回って、ラスベガスへ戻る。

アマーゴサ・バレーから北側は米軍のネバダ・テストサイト、それを一部に含むネリス空軍区域となる。その中にはグルームレイク空軍基地、いわゆるエリア51だ。
うっかり踏み込んで黒いヘリに追いかけられないようにしなければ。

2012.01.06 Bad Water Basin, CA

闇雲に広大(長野県くらい)で何もないデスバレー国立公園で、とりあえずの寄る辺というか、ランドマークといえばバッドウォーターだろうか。ここは小さな池があるばかりだが、北米大陸で最も海抜が低い場所だ。

かつて塩湖だった頃の名残で、この盆地は広範囲に塩が堆積している。
バッドウォーターに残るちいさな池は湧き水だそうだが、堆積した塩で当然塩分濃度が高い→砂漠を歩いてきた旅人が飲む→塩辛い→ガッデムこいつぁ飲めねえ水だ→命名:バッドウォーターという訳だ。

下の航空写真は、帰国時にバッドウォーター上空を通過した際に撮影した。
上部の塩湖がバッドウォーターと思われる。

次第に日が暮れてきたので、デスバレー国立公園のビジターセンター等があるというファーニス・クリークの三叉路を、パーランプ方面にぐるっと回って帰ることに。

2012.01.06 Death Valley N.P.

ラスベガスから西へ、デスバレー国立公園へ向けて160号線に乗る。

デスバレー国立公園の存在を知ったのはけっこう昔で、モヘンジョ・ダロ(死の丘)、死海と続けてうろついた時期にネットで知り、デス系3大名所と勝手にグルーピングしていた。あの頃は本当にデスバレーに来るとは思わなかったが、何が起こるかわからないものだ。とはいえ、ラスベガスから意外に近いということに気づかなかったら、見逃していた可能性が高い。

そんな個人的な思い入れのあるデスバレー は、死海ほどではないがやはり海抜が低い。ユーラシア大陸でもアメリカ大陸でも、海抜が低い土地2つに「死」の名前が冠されているのは興味深い。由来に共通項はないようだが…

ラスベガスから160号線を進むとパーランプという街に至る。その先はカリフォルニア州に入り、ショーションという街を通り過ぎた辺りで、デスバレー・ジャンクションに到着する。そこから西に入ると、じきにデスバレー国立公園のサインが現れる。

なんとなく死の谷という名前から、ペトラやアンテロープキャニオンのように薄暗くてジメジメした禍々しい狭谷をイメージしていたが、そんなものがこの辺りにあるわけがなく、まったく正反対の開放的な土地。つまり荒野。

人口密度が希薄すぎて不安になる。

2012.01.05 Las Vegas, NV, U.S.

ラスベガスに3日ぶりに戻ってきた。飛行機で到着したのは夜だったからそれほどわからなかったが、車でやってくるとよくわかる。確かに砂漠の中にポンと現れる街だ。 1954年のラスベガス写真を掲載しているサイトがあるが、ちょうど上の写真と同じようにシーザーズ・パレスからフラミンゴ、パリス辺りが写った写真があり、60年という年月の途方も無さを感じる。そんなラスベガスはいつでもお祭り騒ぎだ。新年が明けたばかりだから、とりわけスゴイのかもしれないが、恐らくいつでも大差ないんじゃないだろうか。

この日はベラージオ泊。今回の旅行では最も高い宿だが、それでも1人頭$100。グレードに対して申し訳ない程安い。
今夜はベラージオでカジノ…よりも大切な予定がある。レジデントショー、シルク・ドゥ・ソレイユ「O」(オー)だ。

以前東京でシルク・ドゥ・ソレイユのレジデントショーである「ZED」があったころ(現在は行われていない)、さほど期待せずに観に行って度肝を抜かれた経験があり、ラスベガスにもあるなら行ってみるかー、程度の意気込みで予約したのだが…ベラージオの「O」は、とんでもなかった。魂抜けた。

「O」を見るためだけに、またラスベガスに来たい。
偽りなくそう思う。

2012.01.05 U.S. Interstate 15

ユタ州からネバダ州に戻る。
早速その辺りのガソリンスタンドやドライブ・インにスロットマシンが現れる。
ここもガソリンスタンド併設のゲームセンターのように見えるがしっかりとカジノだった。

ユタ州にはカジノが無かった。カジノというか、ギャンブル全般が違法だそうだ。ネバダ州とのギャップが凄い。ギャンブルが合法だったり違法だったり、離婚が合法だったり違法だったり、アメリカの州による違いというのはかなり大きくて不思議な感覚だ。

相変わらず昼は刺すような日差し。
ラスベガスは近い。

2012.01.05 Zion N.P.

ザイオン。
グランドキャニオンは見下ろす国立公園だけど、ザイオンは見上げる国立公園。
渓谷の底を車でうねうねと入り込んでいく。カーブを曲がるたびに、倒れ掛かってきそうなほど圧倒的な絶壁が現れる。そのあまりのプレッシャーに、嫁は気分が悪くなってしまったようだ。

谷の影と日差しのコントラストが強すぎて、サングラスがないときつい。

車で行ける最奥からは、川沿いのトレッキングルートを徒歩でさらに奥へ。どんどん渓谷の幅が狭くなっていく。ついには「Narrows」と呼ばれる場所に至るが、そこから奥へは川の中を歩いていかなければならないようだ。川が流れていなかったら、ヨルダンのペトラのような雰囲気なんだろうな、と想像する。